2010年12月1日
遠恋の思い出
あのとき…「あぁ、ありがちだな」と冷静に思いました。
妙に冷静な自分がいて、まるで他人ごとだったのを覚えています。
悲しさを実感したのは、本当に彼と、会えなくなってからでした。
高校生のときにつきあっていた彼がいました。
同級生の彼は、遠く離れた大学が第一希望でした。
受かったら離れてしまう。
それはもう、わかりきったことでした。
卒業式も終わり、彼の合格も決まり、最後のデートの日。
「いつでも連絡取れるし。また会いに来るし…」
そんな彼の声を聞きながら、私は信じてはいませんでした。
いくらメールでつながってても、いくら電話でつながってても、
でも共有できないものもあるんです。
出会い系共有できない時間。
共有できない空気感。
だから私は、彼が離れていくことを直感的に感じていました。
そして案の定、段々と間隔のあいたメールは、GW明けには、パッタリと来なくなりました。
私たちには遠距離恋愛ができるほどの、思いも信頼感もなかったんです。
ただ身近にいたからつきあっていただけ。
一緒にいただけ。
だから距離が離れたら、共有するネタがなくなったら、
もう私たちには何も残ってはいなかったんです。
テレビなどで遠距離恋愛の話を見るたびに、この恋を思いだします。
せつなくてほろ苦い、かわいい恋でした。
Filed under: 恋愛話 — admin 4:35 PM